【“前屈”すると体が痛い人必読!!】現役医療トレーナーが教える豆知識
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「前屈ができない」「痛いのが苦手」と体の硬さに悩む人は多いのではないでしょうか?
本記事では体が硬くなる原因や疲労回復のメカニズム、簡単にできるトレーニング法まで大公開!!体が硬い方や腰痛に悩んでいる方におすすめの内容になっていますので、気になった方はぜひ活用してみてください。
体が硬い原因とは?
体が硬いことを「年齢のせい」や「もともと硬いから」と諦めている方は多いのではないでしょうか?
実は、生まれつき体が硬い人はいないのです。
長年の悪習慣の積み重ねで、筋肉は衰えて固ります。
筋肉が固まると、体が硬くなってしまい日常生活に支障をきたしてしまうのです。
筋肉が固まる原因の一つとして挙げられるものに、運動不足があります。
最近はPC作業やデスクワークなどで同じ姿勢でいる時間が長く、体を動かす機会が少なくなったという方は多いですよね。
体を常に同じ姿勢のまま、長時間維持することは体にとってよくありません。
衰えた筋肉は毛細血管が少なくなり、血液循環が悪くなります。
筋肉の血液循環が悪いと疲労物質がうまく排出できなかったり、体が冷えた状態になります。
体が冷えるとさらに筋肉が硬くなり、肩こりや腰痛などの不調の原因となります。
体が硬くならないようにするには適度な運度とストレッチが大切です。
スキマ時間を活用して、筋肉がうまく伸び縮みできるようにセルフケアしていきましょう。
ストレッチで効率よく疲労回復しよう
体が硬くなる原因は理解できたでしょうか?
次は体を柔らかくする大切な理由をご紹介していきます!
前述した通り、筋肉が硬いと血液循環が悪くなり栄養不足、疲労物質の除去ができず体の不調の慢性化へとつながってしまいます。
それらの不調を予防するためには、体を柔らかくすることが大切になってきます。
体を柔らかくするためにはストレッチをしましょう!
ストレッチは縮んだ筋をゆっくり伸ばすことにより、血行を良くし疲労の回復を早めてくれます。
血行が良くなれば、酸素や栄養が筋の隅々まで行き渡ります。
そうすると副交感神経が優位になり、質のよい睡眠につながるだけでなくストレス解消の効果もあるので気分もリフレッシュされます。
ストレッチをして、体が柔らかくなると以下のメリットが期待できます。
- ・ケガをしにくくなる
- ・血行がよくなる
- ・基礎代謝が上がる
- ・筋肉と関節への負担が減る
- ・正しい姿勢をキープできる
- ・肩こりや腰痛を抑えられる
「なかなか疲れがとれない」や「眠れない」などと悩んでいる人は、お風呂上がりに5分だけでもいいのでストレッチを実践してみましょう。
前屈で“体の硬さ”をチェックしてみよう
前屈は、体の硬い方にとって最も嫌な動作ですよね。
前屈という言葉を聞いただけで太ももの裏側が痛む方も多くいるのではないでしょうか?
今回は立位前屈をして、体の硬さをセルフチェックしてみましょう!
- 1. 足を腰幅に開き、両足で立ちます
- 2. 息を吸いながら両手を天井に向かって伸ばします
- 3. 吐く息に合わせ、両手と頭を遠くに伸ばすようなイメージで股関節から二つ折りになります
- 4. 指が床についたら膝を曲げ、お腹と太ももをぴったりとつけます
- 5. 頭、顔、首、肩の力を抜きます
- 6. 数呼吸繰り返します
みなさんは床に手、または指先をつけることはできましたか?
本来、人は前屈をしたときにお腹と膝の前に空間ができません。
空間ができた方は股関節が硬くなっている証拠です。
股関節が硬いと血行の環境が悪くなり、疲労物質がうまく排出されないため脚のむくみや冷えが生じやすくなります。
また、代謝も悪くなり痩せにくい体になってしまいます。
たった3つの方法で18才の時の体に若返る!?驚きのストレッチ法をご紹介
このストレッチ法で重要になってくるのが、体を支える“固定点”です。
正しく立つために重要なポイント“固定点”。その固定点とは「お腹」と「かかと」です。
近年はヒールやスリッパなどに代表されるようにつま先重心で生活する人がほとんど。このつま先重心も体の柔軟性を悪くする要因の一つです。
股関節を柔らかくするのに、難しいトレーニングやキツい筋トレなどは必要ありません。
運動をほとんどしたことがない方でも簡単に取り組める初心者向けのストレッチ法を3つご紹介します。
1.かかとでボールを転がす
かかとには脳に安心感を与える信号の役割があります。
普段、意識していないかかとを刺激すると、「しっかり地面を踏み締めてる」と脳に信号を送り、体の緊張を和らげてくれるのです。
その信号が送られることによって、脳はリラックスします。
脳がリラックスした状態を維持できれば不安や苛立ちなどのネガティブな感情が減り、体の柔軟性が高まります。
かかとが踏み込めてないと、脳は不安を感じてしまい体を緊張させてしまうのです。
体が緊張すると、筋肉が硬くなり柔軟性を失い、腰痛や肩こりのリスクが高まってしまいます。
- 1. ストレッチボールを用意しましょう
- 2. ボールを床に置き、かかとで踏みます
- 3. かかとで踏んだボールをコロコロと転がします
- 4. それを1分間
※ここでのポイントは嫌な感じを与えないように、刺激する強さが心地よい程度で行うことです。
さらにこのトレーニング法を効果的にするには、かかとを指で10回ほどつまみます。
かかとをつまんで刺激させてあげることにより、脳は安心感を覚え、さらにリラックスするのです。
2.だき抱え呼吸
このだき抱え呼吸は正しい呼吸法をインプットしてもらうための方法です。
正しい呼吸とはお腹の中に肋骨がしまわれる状態です。
そうすると、お腹の圧力がグッと力が入りやすくなります。
肋骨がお腹に入ると、力が入りやすくなり固定点にアプローチすることができるのです。
- 1. 肋骨をお腹にしまうように椅子に座り、背中を丸めます
- 2. 前に手を伸ばし、背中を膨らませるイメージで息を吸います
- 3. 吸い込んだ空気を、お腹をへこまし最後まで息を吐き切ります
- 4. それを5回ほど繰り返します
※ここでのポイントはお腹を膨らますのではなく、背中を膨らませるイメージです。
息をゆっくり吐くことで副交感神経が優位になり、体がリラックスします。
リラックスすることで、緊張がほぐれ体の柔軟性がよくなるのです。
3.お尻壁タッチ
これは上半身の折り曲げ方を身につける方法です。
これを行う理由は、前屈するときに正しく股関節から曲げられるようにインプットする方法です。
背骨から前屈するやり方は間違いです。
- 1. 壁から半歩離れて立ち、背中を曲げずに壁をお尻でタッチします
- 2. それを10回繰り返します
※ここ背骨から前屈するやり方は間違いです。本来の前屈は股関節から折り曲げます。
まとめ
今回は、体が高くなる原因とその改善法を簡単にご紹介しました!
早速、ストレッチ法を実践してみたという方は、かかとトントンとして意識しながら、もう一度前屈をして体の硬さをセルフチェックしてみましょう。
みなさんはどうでしたか?
床に指先が着くようになったという人、または手のひら着くようになったという方が何人かいるのではないでしょうか?
筋肉を動かさないと、体はどんどん硬くなってしまします。
特に現代は長時間のデスクワークなど仕事や勉強で同じ姿勢を続ける人は多いと感じられます。
少しでも「自分は当てはまるな」と思った片は、ぜひ今回紹介したストレッチ法をぜひ実践してみてください。
とっても簡単で時間もかからないので、気軽に取り組めますよ。
日常生活を充実させるために、脳にいい情報のインプットをして自分の体調をととのえていきましょう!