股関節を柔らかくして不調を予防しよう!|nicoriGYMが股関節を柔らかくするメリットとストレッチ方をご紹介
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股関節って?
股関節は、人間の身体の中で最も大きく、体重を支える役割を果たしている関節です。
具体的には、大腿骨(太ももの骨)の関節と寛骨臼(骨盤の窪み)とが接触して形成されている関節を指します。
股関節は体重を支え、立ち上がったり、歩いたり、走ったり、座ったりする際に重要な役割を果たします。
股関節のまわりにある筋肉の種類
股関節は多くの筋肉に囲まれており、これらの筋肉群は身体を支える重要な役割をしています。
股関節屈筋群
– 主な役割: 股関節を屈曲させる(膝を胸の方向へ引き寄せる動き)
股関節伸筋群
– 主な役割: 股関節を伸展させる(膝を後方へ伸ばす動き)
股関節外転筋群
– 主な役割: 股関節を外転させる(脚を体の外側へ開く動き)
股関節内転筋群
– 主な役割: 股関節を内転させる(脚を体の中心方向へ閉じる動き)
股関節外旋筋群
– 主な役割: 股関節を外旋させる(膝や足首を外側へ向ける動き)
股関節が硬くなる原因
股関節は、長時間によるデスクワークや立っている際の姿勢が悪い状態が続くことで、筋肉が硬くなります。また、運動不足になることで筋力が低下し、関節が硬くなってしまうことがあります。
この股関節の硬さを年齢のせいにして、放置する方が多くみられます。
しかし、股関節は年齢に関係なく、柔軟性を高めることができるので諦めないでください。
股関節を柔らかくするメリット
ストレッチで股関節を柔らかくし動きをスムーズにすると、さまざまなメリットがあります。
|冷えやむくみの改善
冷えやむくみの原因は、日常生活の中にさまざまあります。その一つが血行不良。
股関節のストレッチをし、柔らかくなることで血行がよくなります。血行やリンパの流れがよくなることで、老廃物の排出がスムーズに行えるようになり、冷えやむくみの改善につながります。
|骨盤の可動域アップ
股関節をストレッチして、柔らかくなることで骨盤が安定します。
ストレッチにより歪んだ骨盤を正しい位置に戻し、股関節の可動域がアップすることで猫背やO脚の改善につながり、姿勢改善の効果も期待できます。
|疲労感の軽減
股関節が柔らかくなることで、疲労が溜まりにくい身体になるというメリットもあります。
ランニングなどの運動を行うと、筋肉を動かすエネルギーを生成するために身体の中の糖質が分解されます。それと同時に乳酸という疲労物質も生成されます。この疲労物質である乳酸がスムーズに排出されないと、筋肉が収縮してしまい血行が悪くなってしまいます。その結果、疲れやすくなるのです。
股関節には、身体の老廃物を外に排出するリンパがあり、しっかりストレッチしてほぐすことで身体の負担を軽減してくれます。
股関節を硬くしないために気をつけるポイント
|長時間同じ姿勢を続けない
長時間のPC作業やデスクワークで座っている時間が多い方は気をつけましょう。なるべく1時間に一度は立ち上がって、歩いたり伸びをしたり、簡単な股関節ストレッチを心がけましょう。
|運動不足の解消
仕事や家事が忙しく、日常生活の中で運動をしない生活が続くと筋力が低下したり、股関節が硬くなったりします。
毎日、運動をする必要はないですが、ちょっとした時間を活用してストレッチをしたり、散歩などしたりして手軽にできる運動をはじめることをおすすめします。
|姿勢不良の改善
PC作業やデスクワーク時、スマートフォンの画面を見るとき、自分が猫背になっていないかチェックしてみましょう。股関節の歪みが原因で悪い姿勢を招くことがありますが、悪い姿勢が股関節の筋肉を硬くしていることもあります。
椅子やデスクの高さを調整したりして、デスク環境を整えることで股関節の負担は軽減できます。
また、歩く姿勢も気をつけてみてください。股関節周りの筋肉を伸ばすイメージで大股で歩いてみましょう。
股関節ストレッチをするときの注意点
股関節のストレッチをする際は、反動をつけずにゆっくりとストレッチしましょう。鼻から時間をかけて息を吸い、口から吐きながらストレッチしてください。気持ちいいと感じるくらい、ゆっくりと伸ばすのがポイントです。
ストレッチ中に痛みを感じたり、いつもと違う違和感を感じたら、すぐに中止しましょう。
無理なストレッチは怪我の原因になります。痛みや違和感が続く場合には、早めに専門家に相談しましょう。
さいごに
股関節ストレッチは、冷えやむくみ、骨盤の歪みを改善してくれるといったさまざまなメリットがあります。
股関節を柔らかくするストレッチは、自宅で手軽にできるものが多いです。
リビングなどでテレビをみながらでもいいので、股関節ストレッチを習慣化してみてはいかがでしょうか?
股関節の柔軟性を高めて、「自分史上最高に健康的な身体」を目指しましょう。